コーヒーを飲むとどうじておしっこにいきたくなるの?
コーヒーなぜなぜ第二弾です
よくカフェでコーヒー
を頼むと、おしっこに行きたくなることありませんか
カフェ自体が寒いから、、というのもあるのですが
実は飲んでいるコーヒー自体におしっこに行きたくなる秘密が隠されているんです
コーヒーの中の利尿成分
コーヒーにはカフェインが含まれています。
このカフェインがおしっこに行きたくなる(利尿作用)効果があるんです。
おしっこは腎臓で作られて、膀胱に貯められます。
腎臓には細い血管が沢山通っていて、血液が腎臓を通る時に
過剰に摂りすぎてしまったものや、不要な物質をろ過していきます。
つまりおしっこの元は血液だったんですね。
でもこの腎臓ですが、ろ過と一緒に200リットルの水分も流してしまいます。
200リットルといったら20キロですね。
一日にこんなに水分を出してしまったらみんなミイラになってしまいます。
なので腎臓は流してしまった水分を再吸収する機能があって
実際にはこの200リットルの中の99パーセントは再吸収されて
尿になるのは1パーセントだと言われています。
しかし、カフェインはこの尿の再吸収機能に作用をし
再吸収が行われにくくする効果があります。
そうなるとどうなるかというと、通常は198リットルもの水分が再吸収されるはずが
カフェインを摂取すると190リットルくらいしか再吸収できなくなります。
すると10リットル!もの水分が膀胱に流れていく事になります。
膀胱はおしっこを貯めておく場所ですが、伸び縮みする袋のようになっています
おしっこが少ない時は尿意を感じませんが、おしっこが溜まってきて
膀胱が膨らんでくると、膀胱がおしっこをしたいという命令を神経をつたって脳の橋を呼ばれる場所でこの情報を受け取り、尿意を感じさせます。
しかし、おしっこをその場で漏らさないのは、人間にはおしっこをせき止める2つの関門があるからなんです。
一つ目の関門は内尿道括約筋と呼ばれており、おしっこをしたくなった時に自動で開くようになっています
しかし二つ目の関門の外尿道括約筋は、人間の意思で開け閉めをする事が出来るため、ここを閉めておくことでおしっこを漏らさないですみます。
しかし、高齢になってくるとこの筋肉が弛緩してしてきたり、調節がうまくいかなくなるために失禁をしてしまう事が出て来たりするんですね。
また、カフェインもとっていないけどおしっこが出過ぎてしまう病気があります。
それは尿崩症と呼ばれており、脳の下垂体と呼ばれるところからでるホルモンが出なくなる病気です。
脳の下垂体からはいろんなホルモンが出ていますが、その中でもバゾプレッシンと呼ばれるホルモンは別名、抗利尿ホルモンと呼ばれおり、腎臓での水分再吸収を促進させる効果があります。
しかし尿崩症になってしまうと、このバゾプレッシンが出なくなるため、腎臓での水分再吸収を促す事ができず、結果としてめちゃくちゃ沢山のおしっこが出てしまうというものです。
尿が崩れるという名前ですから、恐ろしいですよね。
という事で、話が大きく脱線してしまいましたがコーヒーを飲むと、カフェインの効果によっておしっこがしたくなる仕組みを説明してみました。
もしよかったら実際にコーヒーを飲んで何分後におしっこにいきたくなるか調べてみてもいいですね